• "答弁"(/)
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  1. 静岡市議会 2022-12-08
    令和4年 観光文化経済委員会 本文 2022-12-08


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯平井委員長 ただいまから、観光文化経済委員会を開きます。      ────────────────────────────── 2 ◯平井委員長 今期定例会で本委員会に付託されたのは、議案第158号令和4年度静岡市一般会計補正予算(第6号)中所管分外5件であります。  なお、当局から提出された新型コロナウイルス感染症対策及び原油価格物価高騰等対策に関わる事業の進捗状況の報告については、資料配布のみとしますので御了承ください。  審査に先立ち、委員の皆さんと説明員の皆さんに申し上げます。  委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言されるようお願いします。  また、新型コロナウイルス感染症予防のため、マスク着用のまま発言していただくようお願いします。  なお、換気のため、適宜、窓の開け閉めをお願いします。  次に、委員会での質疑の在り方についてです。  案件の決定に影響しない参考、確認のための質疑で、当局の対応に時間を要するものは、後日の報告、または資料提出を受けることとして、効率的な委員会運営に努めていただくようお願いいたします。  また、要望・意見については、質疑終了後に述べていただくこととし、質疑の段階で要望・意見に及ぶ発言は避けていただくようお願いいたします。      ────────────────────────────── 3 ◯平井委員長 それでは、議案審査に入ります。  議案第158号中所管分、議案第160号、議案第162号、議案第174号中所管分、議案第177号、議案第180号を一括議題といたします。  審査の順序としましては、当局から説明を聞いた後、質疑に入ります。その後、討論と併せて要望・意見を述べていただき、採決を行います。  なお、特に反対の立場での討論がない場合の採決は、簡易採決で行いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、当局の説明をお願いします。             〔当局説明〕 4 ◯平井委員長 それでは、ただいまの説明に対し質疑に入ります。
     発言の際には、議案書の番号、ページ数項目等を述べていただくようお願いします。  質疑がありましたらどうぞ。 5 ◯畑田委員 よろしくお願いいたします。  まずは、台風15号の被害に遭われた皆様に改めてお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧を皆さんと一緒に取り組んでいかなきゃいけないなと思っております。  質問でございます。資料-2の10ページにあります、農地災害復旧事業のうち、公共災害復旧事業についてお聞きいたします。今回、農家の負担が求められておりますけれども、それについて、農家の皆さんのお声もあろうかと、聞いていると思いますけれども、その辺の対策についてお聞きいたします。 6 ◯小川農地整備課長 御質問の農地災害復旧事業農家負担ですけれども、この農地災害復旧事業国庫補助の事業でありますが、補助に上限額が設定されておりまして、これがあまり大きな金額ではないために復旧費が高額になる場合、農家さんの負担分が大きくなってしまうという状況になっております。特に、ワサビ田に関してその復旧費用が非常に高額であるというところで、ワサビ田を所有する農家さんたちの負担が大きくなっているという状況でございます。  こうした中、ワサビ田世界農業遺産の認定を受けているということを受けまして、現在、県のほうでその上限額を超えた部分に係る経費について負担するというところを検討していると聞いております。静岡市としましても、この動きに同調しまして、市として支援をしていきたいと考えております。 7 ◯畑田委員 続きまして、経済局の産業政策課にお聞きいたします。資料-1の18ページにあります移住・就業事業費助成についてお聞きいたします。  こちら、先般の委員会自民党会派からも意見・要望させていただいたとおり、非常に有意義な事業だと思っておりますけれども、今回、増額ということでございます。テレワークで静岡に移住したいという方も増えているとお聞きしておりますが、さらに、広報にも力を入れて取り組んで、この事業について市民の皆さんにも理解していただきながら進めていく必要があると思っておりますが、この事業の概要と意義についてお聞きいたします。 8 ◯桐野産業政策課長 事業の目的でございますけれども、本市への移住及び定住の促進、それから中小企業等における人手不足の解消を図るために、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県のいわゆる東京圏からの静岡市への移住を促進するということで実施をしているものでございます。 9 ◯畑田委員 広報について先ほど申し上げましたけれども、まず市民の皆さんにもこの事業の周知を図りながら進めていく必要があろうかと思いますけれども、その点についてお聞きいたします。 10 ◯桐野産業政策課長 周知、PRですけれども、移住につきましては、静岡市としても大変重要な課題だと認識しておりまして、企画課で取りまとめをして、移住の関係のホームページ「いいねぇ。静岡生活」というものを使いまして、広くPRをしているところでございます。  それから、この移住・就業補助金につきましては、県の取りまとめによる補助事業でございますので、県のほうでも移住・定住情報サイトゆとりすと静岡」というホームページを持っておりまして、そこで本市も連携をしまして、周知、広報、PRをやっているところでございます。 11 ◯畑田委員 ありがとうございました。  続きまして、文化財課にお聞きいたします。  資料-1の10ページ、民間文化財施設災害復旧費助成久能山東照宮清見寺臨済寺の3つがありますけれども、来年「どうする家康」がいよいよスタートするわけでございますけれども、一日も早い復旧、観光客がたくさん来られると思います。この事業の概要につきまして、それからできるだけ早期に完了すべきだと思いますが、その辺の認識についてお聞きいたします。 12 ◯能口文化財課長 御質問のありました3つの民間施設の被害の状況等についてでございますが、まず、久能山につきましては、施設内の4か所で土砂崩れが発生しまして、このうち3か所は南側に面した急傾斜地にあるものでございました。このため、さらなる土砂災害の発生を防止するために、土留めによる措置を講じて遺構の保護とともに、来訪者やその下で生活する皆さん安全確保を図る必要があります。  さらに参道には危険木1本も確認されております。直ちに倒れるような状況ではございませんが、こちらも伐採撤去が必要となっております。これら、土木の専門家に現地を確認していただきまして、災害復旧方法について対応策を検討しているところでございます。  今後の措置の内容でございますが、崩落箇所等の測量、設計を行いまして、樹木の伐採、それからのり面復旧等を実施する予定でございます。こちらの事業開始時期については、現在、所有者と調整をしているところでございますが、できるだけ早く進めたいと考えております。  次に、清見寺につきましては、名勝庭園と史跡内へ、境内の北側の山が崩れまして、そこから大量の土砂が流入いたしました。このため、庭園の全面が泥と土砂で覆われるような状況になっております。また、庭園の東側に水路があるのですが、そちらが崩壊いたしまして、庭園内に水みちが発生しました。このため、庭園内の2つある池の中にも土砂が入ってしまったという状況でございます。さらに裏山の樹木も30本以上倒れているという状況が確認されております。このほかにも、史跡内の建物の下にも土砂が流入している状況がございます。  現在、庭園内のほとんどの土砂はそのままの状況となっておるのですが、庫裏へ通じる通路等の土砂は今、きれいに清掃が済んでいるような状況でございます。  今後ですが、まずは排水路を直すということ、庭園内の土砂の撤去、池の土砂の撤去、そして危険木の除去、それから石垣の修復なども含めまして、12月から3月に修繕を実施する予定となっております。  臨済寺につきましては、茶室西側のり面が崩落しまして、排水設備に土砂が流入してしまいました。この影響を受けまして、排水路がオーバーフローいたしまして、名勝庭園重要文化財に指定されている建物、本堂の周辺にも冠水が生じてしまいました。そのため、最も被害が大きかった茶室の西側ののり面については、現在、防水シートで養生をしている状況でございます。  また、排水設備が機能していないので、水みちを確保しまして土砂の流入を防いでいるところでございます。  今後の措置の内容につきましては、崩落したのり面の堆積土の除去、それから水路の確保など、また、すき取りなども実施いたします。併せて蛇籠の修理ですとか、崩落防止措置を実施する予定です。こちらの事業開始時期につきましては、現在、所有者と調整中ですが、1月から3月にかけて実施する予定でございます。 13 ◯遠藤委員 それじゃ、小島陣屋のことについて、すみません、地元ですので。  今、陣屋の移転で元の土地も整地されて、そして駐車場、またトイレの建設ということで、順調にいっていると思いますが、そんな中、この間の台風で何百年とたっている土手が崩れまして、3軒のお宅へちょっとかかるほどの、大したことないと思ったんですが、そんな中でお聞きします。  小島陣屋災害復旧工事についてですが、土砂崩れの復旧に向けて、今後のスケジュールとかその辺の見込みをお願いしたいと思います。 14 ◯能口文化財課長 小島陣屋の今後のスケジュールについてでございますが、まずは、早急に復旧工事に向けて地盤調査を開始したいと考えております。これによりまして、急傾斜地の地質の状態を正確に把握することができますので、対象地に最も適切な施工方法施工範囲を確定しまして、来年度には工事設計へ速やかに入れるように準備をしたいと考えております。  設計が進み、工事経費が判明したところで、速やかに予算措置を行っていきたいと考えております。工事の施工期間につきましては、施工方法がまだ決まっていないものですから、この点がはっきりしたところで、一日でも早く安全対策ができるように関係機関と協議をしてまいりたいと考えております。 15 ◯遠藤委員 関連ですが、お話は聞いているのですが、3軒のお宅へ土砂がかかって、住んでいるうち、住まないうち、いろいろあると思うのですが、今はよそへ住むような格好になっているのですが、その辺の今後の対応というか、ちゃんとやりますと安心はしているのですが、答弁願えますか。 16 ◯能口文化財課長 小島陣屋の被害に遭った方への対応についてでございますが、現在、補償に向けて3者と協議を進めております。まだ内容についてははっきりと申し上げる段階ではございませんが、建物だけではなくて、中にある家財等も相当な被害を受けておりますので、その確認等を被害者の皆様にお願いをしております。  今後もしっかりとした聞き取りを行いまして、丁寧に対応をしていきたいと考えております。 17 ◯遠藤委員 ありがとうございます。  次に移ります。  体育施設災害復旧事業の中ですが、西ケ谷総合運動場野球場における被害の状況ですが、写真とかを見せていただいたのですが、かなりの大きな被害だということで、復旧もかなりお時間がかかるという話ですが、その辺の状況を簡単に教えていただけますでしょうか。 18 ◯谷川スポーツ振興課長 西ケ谷総合運動場野球場の被害ですけれども、台風により直接の雨水等に加えまして、内牧川等が容量超過により数箇所で氾濫してしまいました。それにより球場に土砂が流入してしまいまして、排水機能が低下して排水ができなくなってしまいまして、浸水高約45センチで水につかりました。これによりグラウンド人工芝が隆起、浮いてしまいまして駄目になったということと、本部席等の屋内に設置しています放送器具や給排水のポンプ等の設備に不具合が生じてしまいました。これが現状でございます。 19 ◯遠藤委員 グラウンドは非常に利用度があるし、もう来年、シーズンが始まればいろいろ大会とか利用の計画が入っていると思うのですが、その辺のスケジュールが分かりましたらお願いいたします。復旧のスケジュールです。 20 ◯谷川スポーツ振興課長 復旧のスケジュールですけれども、この予算が通り次第、対応していきたいと思います。ただ、やはり現状ではいろんな設備等と資材が手に入らないとも考えられますので、希望としましては9月頃には復旧したいと考えています。ただ、やっぱり半導体等不足等及び工期が伸びる可能性もあるものですから、利用者団体等には、すみません、来年の12月までは使用できない可能性がありますということを言ってあります。ただ、早くなれば早くなったときにお知らせして使っていただくようにしたいと思っております。 21 ◯遠藤委員 ぜひ皆さんの期待も大きいと思うし、シーズンも1シーズン過ぎちゃうような感じですが、よろしくお願いしたいと思います。  最後ですが、本事業は単独災害復旧事業となっておりますが、国などからの補助金とかその運用などはどうなっているのでしょうか、お願いします。 22 ◯谷川スポーツ振興課長 補助金等ですけども、文部科学省公立社会教育施設災害復旧費補助金というものがあります。ただ、この対象が、激甚災害により被害を受けた特定地方公共団体が設置する公立社会教育施設となっておりまして、特定地方公共団体というところがまだ指定されておりません。この特定地方公共団体に、もし指定されるようであれば、当該補助金対象事業として実施していく予定でございます。 23 ◯児嶋委員 志政会の児嶋です。よろしくお願いいたします。  初めに、資料-1の10ページです。  上から5段目、民間文化財施設災害復旧費助成についてですけれども、先ほどの説明でも清見寺臨済寺土砂崩れが発生したというお話がありましたけれども、この土砂を撤去する場合、一時仮置きにしたりとか、その後、最終処分みたいな形があるかと思うのですけれども、その辺の土砂の撤去方法についてお聞きしたいと思います。 24 ◯能口文化財課長 清見寺臨済寺の土砂の撤去ということでございますが、まず、清見寺が土砂の量が150立米、それから、臨済寺が90立米ほどと見込まれておるのですが、かなり狭いところに入っていくものですから、人力で作業をやらなければならないようなところもあります。このため、時期的なこともありまして、どこにまだ土砂をストックするのかですとか、どこで処分をするのかにつきましては、作業の進捗によって決まってくるということで伺っておりますので、現時点では明確にお答えできる状況にはございません。 25 ◯児嶋委員 ありがとうございます。  続きまして、資料-1、11ページ、下から5段目、芹沢けい介美術館管理運営事業についてお聞きしたいと思います。  今回、壁の部分から水が漏れたとお聞きしておりますけれども、これまでの壁の修繕実績と、あと今後も含めてどういう計画で修繕していくのか、お聞きしたいと思います。 26 ◯萩原文化振興課長 芹沢けい介美術館のこれまでの壁の修繕実績と今後の予定ですけれども、壁の修繕実績につきましては、平成22年に本館の壁面の雨漏り防止の工事を実施しております。その後も定期的に業者による点検を実施してきました。  今後の予定ですけれども、今回の11月補正の予算案議決後、速やかに本館と収蔵庫の壁面における雨漏り防止のための工事を実施していく予定であります。工事の内容につきましては、既存の壁面が経年劣化によって欠損していることが確認されておりますので、その部分につきまして、防水性のあるモルタルで補修をしたいと思っております。なお、この工事期間は、3か月半程度要する見込みになっておりますので、工期は令和5年の1月上旬から4月の末を予定しております。 27 ◯児嶋委員 はい、ありがとうございます。  壁のスケジュールをお聞きしましたけれども、あと本来、雨が直接当たる屋根についてはこれまでどういう形で修繕したのかと、あと今後もどのようにするか、併せてお願いします。 28 ◯萩原文化振興課長 屋根の修繕実績ですけれども、本館の屋根につきましては、平成13年に北側の屋根、それと平成17年、19年に南側の屋根について修繕を行っております。屋根につきましても、その後も定期的に目視などによって点検は実施しております。  今後の屋根の修繕予定ですけれども、本館の屋根の防水工事費を令和5年度の当初予算として、現在、要求しております。ですので、実施した場合は令和5年度中に屋根の改修が完了する予定であります。  ただし、収蔵庫につきましては、作品を一時的に全て移動しなければいけないものですから、そういった移動場所の確保など課題が何点かありますので、現在、学芸員を中心としまして、慎重にその作業方法を検討しております。ですので、その検討結果を用いまして、今後、適切なタイミングで費用等を予算要求していきたいと考えております。 29 ◯児嶋委員 はい、ありがとうございました。  続きまして、資料-1、12ページの下から3段目、体育施設災害復旧事業についてお聞きします。  先ほどの質問の中でも、9月ぐらいに完成というお話がありましたが、今回、人工芝の部分と放送設備とか機械部分とあるので、例えば、グラウンドが先に直れば先に使えるとか、そういう早めの部分供用とかがあるのか、お聞きしたいと思います。 30 ◯谷川スポーツ振興課長 球場の修繕が全部完了しない限り使えないかという御質問ですけども、一応グラウンド人工芝張替え修繕さえ完了すれば、他の修繕の進捗状況を踏まえまして、一部供用開始は可能であると考えております。その際には、利用団体には利用条件等を理解していただきまして、利用していただくことになると思います。一部供用が可能と認められた場合は、広く情報発信して使っていただけるようにPRしていきたいと思っております。 31 ◯児嶋委員 はい、ありがとうございました。  続きまして、資料-1の18ページになります。  上から2段目の移住・就業事業費助成についてお聞きします。こちらの対象者数が24件・42人から、45件・83人となっていますが、この45件・83人というのはもう既に申請等がされていて見込まれている数なのかと、あとはこれらが要件等で1)から5)といろいろパターンがありますけれども、それぞれ人数の内訳が分かればお聞きしたいと思います。 32 ◯桐野産業政策課長 まず1点目の対象者数45件・83人の申請がされているかどうかということですけれども、まず左側にございます24件・42人というのが既に申請をされていらっしゃる方でございます。それに加えまして、今後、見込まれる方が21件・41人いらっしゃいますので、合計で45件・83人ということでございます。  それから、要件ごとの内訳でございますけれども、まず、既に申請をされた方24件・42人の方の内訳ですが、要件等の1)の就職をした方が0件、2)の起業された方も0件、3)の専門人材も0件、それから4)のテレワークの方が23件・40人、5)の関係人口が1件・2人でございます。  それから、今後の見込みを含めた45件・83人の内訳でございますけれども、こちらが1)の就業に関しては2件・2人、2)の起業につきましては1件・3人、4)のテレワークにつきましては41件・76人、5)の関係人口が1件・2人ということでございます。 33 ◯児嶋委員 はい、ありがとうございました。  同じ案件についてですけれども、移住元での業務をテレワークで行う場合のテレワークについては、例えば、年間半分以上いるだとか、そういう制約等はあるのかどうかというのが1つと、あと、5)で本市と関わりを有する場合というのが結構漠然としているのですが、何か規約等があるのかどうか、お聞きしたいと思います。 34 ◯桐野産業政策課長 まず要件等の4)のテレワークに関する規定でございますけれども、こちらの事業につきましては、内閣府の交付金を活用した事業でございまして、それを基に今、都道府県単位で実施をしております。国の手引におきましては、週の半分を超えて東京へ行く場合は生活の本拠が移住先にあるとは言えないとされております。ということで、週の半分以上は静岡市内に居住されているということが条件と、我々は考えてございます。申請時に、所属の企業様から証明書を提出していただき、勤務先に出勤する頻度につきましては、確認をさせていただいております。  次に、5)の関係人口の要件でございますけれども、9つございますので、主なものを紹介をさせていただきます。  1つ目が、市内の特定非営利活動法人、いわゆるNPO法人の役員等に移住前の直近5年間のうち2年以上在籍をしている方がNPO条件ということでございます。それから、静岡シチズンカレッジ「こ・こ・に」の修了生、直近の5年間にこの講座を修了した方。それから、市の実施している移住体験ツアー等の参加者、過去5年間に移住体験ツアーに参加された方。それから、大学卒業要件ということで、移住前の直近10年間に市内の大学等を卒業した方。ということで、幾つかの条件ございますけれども、いずれも移住をする前に本市とはそういった関係を持たれていた方ということで、要件を定めさせていただいております。 35 ◯児嶋委員 はい、ありがとうございました。  続きまして、資料-2に移りたいと思います。  資料-2の7ページの下から2段目、3段目の体育施設災害復旧事業の各広場の復旧見込みをお聞きしたいのと、その復旧した広場から使用可能になるのか、併せてお願いします。 36 ◯谷川スポーツ振興課長 スポーツ広場の関係の質問ですけれども、被害のあった19か所のうち、現在、被害が軽微であった千代と山崎スポーツ広場の一部及び羽鳥のスポーツ広場の3か所につきましては、単独災害復旧事業費として復旧を終えて、もう使用していただいております。  残り16か所のうち、競技利用者の多い狩野橋、柳町スポーツ広場を先行して整備するとともに、併せてさっき補助金を使うということでしたけども、都市公園として位置づけされていない東新田スポーツ広場は国の補助金が下りませんので、狩野橋と柳町、東新田スポーツ広場の3か所は単独災害復旧事業費にて、もう工事を始めていますので、令和5年2月から使用できるように、現在、整備中でございます。  その他の13か所につきましては、この公共災害復旧事業費で令和4年度中には工事着手しまして、令和5年5月末までには広場の整備を完了したいという希望を持っております。  あと、その年の8月頃までにはサッカーゴール等全ての工作物を設置しまして、8月末ぐらいに全ての広場が使える状態にしたいと思っております。なお、先ほど委員さんの質問で、できた分が使えるのかということでしたので、利用者ニーズを踏まえまして、もちろん優先順位をつけて実施しまして、整備が完了したスポーツ広場からどんどん使っていただくということで、今、考えております。 37 ◯児嶋委員 はい、ありがとうございました。  同じく資料-2の7ページ目の1番下から8ページの1番上にかけての公園災害復旧事業についてお聞きします。  これは、動物園のローラースライダーについて、どういう形で復旧していくのか、お聞きしたいと思います。 38 ◯竹下日本平動物園長 ローラースライダーの復旧でございますけれども、そもそも東側斜面が崩落したことによりまして、ローラースライダーそのものの中腹の部分がかなりの幅で損壊したということになります。ですので、この設備を撤去いたしまして、その後、のり面を安定化させるための吹きつけ工等を行い、斜面ののり面の安定を図ります。ただ、このことによりまして、従来ありましたところに同じようなコースでの設置ができなくなるものですから、今の時点では一旦、山頂側と山麓部分の2つのコースで復旧をすることになります。 39 ◯児嶋委員 はい、ありがとうございます。  同じく公園災害復旧事業についてですけれども、展望広場東側斜面については、のり面とか山道とかローラースライダーとかいろいろ絡んでくると思うのですけれども、どのようなスケジュールで復旧していくのか、こちらについてもお聞きしたいと思います。 40 ◯竹下日本平動物園長 斜面の復旧のスケジュールでございますけれども、今回の災害については、のり面、山道、ローラースライダーはそれぞれということではなく一体的にやりますので、個々にということではございません。  その中で工程ですけれども、現在、まだ国の災害査定が済んでおりません。この日程もまだ決まっていないものですから、確定したスケジュール感というのはなかなか難しいところではございますけれども、現時点では、できましたら年度内に契約を済ませまして、来年4月に工事着手いたしまして、予定でいきますと10月末くらいに完成を見込んでおりますので、供用開始はそれ以降になろうかと思います。 41 ◯児嶋委員 はい、ありがとうございます。  最後の案件になりますが、資料-2の9ページになります。  被災中小企業等復旧・再建支援事業費助成、こちら県の助成と合わせてということになっているのですけれども、申請については県と市にそれぞれやる必要があるのかとか、何か簡易的な方法等があるのか、お聞きしたいと思います。 42 ◯桐野産業政策課長 この制度は県との協調の補助ということになりますので、県の補助に上乗せする部分につきましては、県と市の両方に申請が必要になります。それから、市で横出しをした部分につきましては、市だけの申請になります。いずれも申請は必要になりますけれども、これは県との協調でございますので、今後、県と調整をしてまいりますけれども、なるべく簡素化するということ、それから県に申請をした情報とか交付決定の状況については市に提供をしていただくことで、例えば、資料の添付は省略するとかそういったことで申請についてはなるべく簡素化したいと考えております。 43 ◯児嶋委員 済みません、ありがとうございました。  最後、もう1点ですけれども、事業者への周知についてはどのようか、お聞きしたいと思います。 44 ◯桐野産業政策課長 事業者の方への周知につきましては、市のホームページ、それから市の産学交流センターのメールマガジンや経営相談での御案内をいたします。そのほか、商工会議所や中小企業団体中央会などの関係機関を通じたチラシの配布を予定しております。それに加えまして、事業者様と常日頃から接点のある金融機関、それから税理士様等に対しても周知をすることで、事業者の方に情報が届きやすいように取り組んでまいりたいと思っております。 45 ◯栗田委員 創生静岡、栗田です。  事前の説明でいろいろ聞きましたから特に数多くありませんが、1つ、2つ伺っていきますけど、原油価格・物価高騰の影響による増額ということで、これは全庁的なことですから、この局だけではないですけれども、この値上がり、灯油とか原油とか物価高騰による増額については大体どういう根拠で、その辺の額を決定した根拠が分かれば教えてほしいです。 46 ◯平井委員長 栗田委員、項目は。 47 ◯栗田委員 項目はないのだけれども、全般的に。わかりますか。 48 ◯大村経済局次長 ただいまのどのように算出しているのかという話ですが、ちょっと冒頭で簡単に説明させていただいたのですが、基本的に本年4月から8月までの実績、これと今後の価格上昇を踏まえた年間の所要額を算出しまして、それで不足分を今回それぞれの施設で計上しているということでございます。ですので、電気量とかガス量が、多く使っているところは当然金額が大きくなると。そういった基本的な考え方は、施設ごとに計算しているという状況でございます。 49 ◯栗田委員 よく分かりましたけれども、例えば、物価高騰ということについては、予測があまり難しいかなという感じもしているのですけれども、その辺のことについてはこれからの予算の使い方、これについては大丈夫かなと、その辺の考え方はどうですか、よろしいでしょうか。 50 ◯平井委員長 栗田委員、もう一度、分かりやすく。
    51 ◯栗田委員 ちょっと質問の仕方が悪かったかもしれませんけれども、基準として物価高騰等をこれから踏まえていくということですけれども、それに対しての算定が正しいというか、我々は確実なものとして考えてよろしいのかなということですけれども。 52 ◯平井委員長 御答弁できる方いらっしゃいますか。 53 ◯大村経済局次長 すみません、今回の補正部分については、これ財政当局の指示等もありまして、電気料等の上昇率を見ているということでございます。今、委員がおっしゃったように、原材料価格とかそういったもので高騰している部分については、これには算定されていませんけれども、今、各企業への支援としては、利子補給制度とかを拡充して行っていますので、そういったものを御利用いただいて価格転嫁にうまくできるまでの間を、事業継続していただけるというような支援を現在は行っているという状況でございます。 54 ◯栗田委員 次いきます。  資料-2の10ページ、農地災害復旧事業ですけれども、これの被災箇所、例えば、ワサビ田13か所、茶畑24か所、果樹園16か所、その他9か所と書いてありますけど、この被災した箇所の調査はどうなんですか。現状でいくと、これより増えたとか、そういったものがまだあるんじゃないかという声が出てきた場合とか、そういったものも予想されるんですよ。ですから、ここでもう何か所と決めて一応報告されていますけれども、調査のその何ていうかな、範囲については大丈夫なんですか。 55 ◯小川農地整備課長 現在、農地災のほうにエントリーされている箇所ですけれども、これが発災後1か月の間にここが被害を受けましたという報告を国に上げられたものが対象となります。なので、これから新たに発見されたものは、残念ながら農地災の対象にはなりません。なので、今後、見つけられた箇所については、今、市が独自に補助事業を行っておりますので、200万円を上限として半額補償ということになりますけれども、そちらの事業を御案内するということになろうかと思います。 56 ◯栗田委員 最後ですけども、安倍川河川敷の事業で、こういった状況になったからいろんなイベントとかいろんな行事に支障が出てきて取りやめになったとか、そういうものはどうなんですか、幾つかあればちょっと紹介してもらいたいですけれども。 57 ◯谷川スポーツ振興課長 河川敷のスポーツ広場が使えない状態で、皆さんにどう声を聞いているかということですけども、やはりいろんな代替えの施設等を紹介しまして、あとすみません、具体的にはグラウンドゴルフですと河川敷のグラウンドではなくて、緑地のところをちょっと公園の部署と相談しまして、仮に使わせていただいたりとか何とか対応を取っております。また、ソフトボール等でもやっぱり学校とかいろんなところを紹介しまして、どちらかというと団体さんのほうでうまく調整していただいて、何とかできるように、今やっています。ただ、皆さんの不便さは聞いておりますので、できる限り早く対応したいと考えております。 58 ◯市川委員 市川です。4つほどお聞きしたいと思います。  まず、資料-2の9ページですけれども、被災中小企業等復旧・再建支援事業費助成についてお伺いします。  市内中小企業120者、小規模事業者140者ということになっているのですけれども、この災害復旧に対する建物の修繕、機械設備や業務用車両の修繕・購入等ということになっておりますが、事業者にとっては普通自動車を所有しながらいろいろ営業に回ったり、そういうところも結構多いかと思います。トラックとかそういうものについてはよく分かるんですけれども、こういった所有している乗用車等についても認定できるのかどうなのか、その辺をお伺いしたいと思います。 59 ◯桐野産業政策課長 この事業、先ほども御説明いたしましたけれども、県との協調補助でございますので、県の制度に倣った部分がございます。  補助の対象となる車両でございますけれども、事業用のみに使用している車両を対象としております。ただし、その種類は問わないので、例えば、営業用の乗用車、それからトラック、そういったものも全て営業、事業用に使っているものであれば対象とするということでございます。事業用のみに使っているかどうかにつきましては、運行記録や業務日報、それから任意保険の使用目的等で確認をするということでございます。 60 ◯市川委員 ありがとうございました。よく分かりました。  次に、資料-2の21ページです。農業集落排水事業会計について、被災した農業集落排水処理施設(松野学区など4地区)の復旧事業費7,670万円となっておるのですけれども、この復旧工事の詳細について説明をいただきたいと思います。 61 ◯小川農地整備課長 農業集落排水処理施設の被災の状況ということですけれども、今回、台風15号で11施設ある処理場のうち4つの処理場が被害を受けております。その中で、今回7,670万円を上げさせていただいているものの、ほとんどを占めるのが湯山になります。湯山に行きますと、今回、大きな被害を受けた元湯館という温泉がございまして、そのもうちょっと下流のほうに来ると油山苑ですか、もう1軒温泉があるのですけれども、その温泉と温泉の間の道路が、今回、流水によって洗掘されまして、その中に埋設されていた下水管が掘り出されて流されてしまって、なくなってしまったという状況になっております。こちらの復旧費が約6,800万円かかるというところで、今回の7,670万円の大きなところになります。  ほかの金額ですけれども、あと3か所の処理場は、平野と葛沢、それから布沢の処理場で、こちらについては水没をしてしまったものですから、水没によって機器が壊れてしまったわけですけれども、9月補正の段階でその機器の修繕について一部計上させていただいたところではあったのですが、その後に故障が発見されたものについて、今回、追加をさせていただいたところでございます。 62 ◯市川委員 説明よく分かりました。ありがとうございました。  続きまして、資料-2の10ページにちょっと戻っていただいて、農地災害復旧事業について、皆さんお聞きになっていることですけれども、私、ちょっと聞き取れなかったというか、分かりづらかったところがあるものですから、再度お願いしたいと思います。  測量設計費は全額市の負担ですけれども、ワサビ田等の土砂撤去、それから原形復旧となっておるのですけれども、これら県の補助金の補助対象額の2分の1、その他を農家が負担というふうになっております。補助対象額とはこの文面から読み取ると、単純に県が支出する補助金の2倍、1億3,560万円ということでよろしいのでしょうか。この農家への補助対象額です。県の補助金の半分は農家負担ということになるのでしょうか、その辺お聞きしたいと思います。 63 ◯小川農地整備課長 農地災の金額の負担のされ方というところだと思うんですけれども、県補助金の2分の1の6,780万円は県が負担してくれる金額で、先ほどおっしゃったとおり、この倍に当たる金額が事業限度額に相当する額となります。  国としては、被災した面積に応じて事業費の限度額を定めておりまして、補助の範囲はそこまでという枠を設けております。実際にかかる復旧費としては、その限度額を超えた部分までかかる可能性がありまして、先ほど御説明したとおり、ワサビ田に関しては限度額範囲内で復旧することができなくて、それ以上にもっと費用がかかってくる。そうした部分が全て個人負担になってくるものですから、限度額を超えた部分というのが農家負担分というところになってきます。なので、全体の事業費の限度額分のみが国の補助の対象になっているという状況です。 64 ◯市川委員 ただいまの説明でいきますと、農地災害復旧事業費、全体で6億9,200万円ほどになっているのですけれども、このうちの県負担分が6,780万円、残りの分を農家負担ということですが、分担金が6億2,500万円ございます。この6億2,500万円の分担金は市が負担するものと解釈してよろしいのでしょうか。そして、補助金農家負担というのはいったい、どれぐらいになるのか、お聞きしたいと思います。 65 ◯小川農地整備課長 農地災害復旧事業は農家に代わって静岡市が施工をするというのが前提となっております。この負担金は、先に静岡市が施工を行って、その後に負担分を農家さんからいただくという形になっております。その農家負担金の6億2,500万円の内訳がどういう感じなのかというところでしょうか。 66 ◯市川委員 この分担金というのが、市が施工したものというふうにきて、それを先行したものについては農家に負担をお願いするというものなんでしょうか。 67 ◯小川農地整備課長 お願いというよりは、かかった費用を払ってもらう、負担していただくということになります。なので、この事業については、施工前に農家さんの方々から一応同意書をいただきます。農家さんの負担が生じます、負担金はこのくらいかかりますと事前に告知をした上でこちらで施工するという形になります。 68 ◯市川委員 そうしますと、この分担金については、県の補助金を超える部分については全て農家の負担というふうに解釈をいたします。  そうした場合に、被災者の件数というか、農家が果樹園を持っていたり、お茶畑を持っていたり、いろんなところのものがあると思うのですけれども、これらの面積に応じて算出するということになっているのですけれども、最大負担しなければならない農家というのは、今の時点でいったいどれぐらいの負担金額になるのでしょうか。 69 ◯小川農地整備課長 1軒当たりの負担額ということでよろしいでしょうか。  一般的な畑が大体農家1軒当たりの負担額が、少ない方で10万円程度で、多い方ですと300万円ほどという方もいらっしゃいます。  ワサビのほうになりますと、ちょっと桁が1つ上がりまして、大体1,000万円から2,000万円くらいというのが負担額になります。 70 ◯市川委員 金額は大体分かりました。ただいまお聞きした範囲からすると、農家の方、相当な負担になるというのははっきりしております。1戸当たり、少なくとも畑だけの場合は10万円で済む方もいるか分かりませんけれども、いろんなところを持っている場合は2,000万円から3,000万円近くまで、その面積によっては負担になってくる農家が出てくるんじゃないかなと感じます。  こうなりますと、とてもその農家だけで負担できるものでもない、復旧できるものでもない。ワサビ田は市が先行して直していただいたとしても、その後、元が取れるかどうかという心配もございまして、なかなか復旧活動というか、農家が希望を持って後をやっていくというところで難しくなることも考えられます。こうした農家への補助、助成は市としては考えていないのでしょうか、お伺いしたいと思います。 71 ◯小川農地整備課長 市としての補助ということだと思うのですけれども、先ほど畑田委員の御質問の中で、一部お答えさせていただいたところですが、ワサビ田に関しましては、ほかの農地と違って復旧費にえらく費用がかかるという中で、県も世界遺産に登録されているという位置づけを根拠に、一部負担をしていくと聞いておりますので、その流れに我々も同調して支援を考えているところでございます。  ほかの畑につきましては、ほぼほぼその限度額以内に収まっているところが多くて、今後、補助率増嵩とかがございますと、本人負担がさらに下がってくる可能性があります。そうした中で、畑については、今のところ支援というところは考えてございません。 72 ◯市川委員 はい、方向としては大体分かりました。  先ほど、栗田委員からもあったのですけれども、こうした被害の対象にならなかった農家もかなりあるのではないかなと思います。そうした意味でも、復旧が大変な農業者等への支援策、先ほど市の他の事業費を使って救済したいというふうなお話もございました。ぜひ農家に寄り添った形で、その辺の負担がなるべくないような形でやるべきと思いますけれども、お願いしたいと思います。  次、もう1点お聞きしたいと思います。  7ページの公園災害復旧事業についてお伺いします。被災したのり面の修復等に今後かかっていくということなんですけど、のり面には排水設備、既存でも側溝だとかそういったものがあったと思いますし、そういう形でのり面ができていると思うのですが、これが機能をしなかったということで斜面が崩れてしまったのか、あるいはそういったものがなかったのか、そこの点をお伺いしたいと思います。 73 ◯竹下日本平動物園長 斜面の排水管等の設備があったかどうか、それから、どうして崩落が起きたのかということかと思いますけども、御存じのとおり、あの日は時間雨量最大107ミリの大雨が降るということで、体感的には多分滝に打たれているようなそんな状況じゃないかと思うんですけれども、そんな中で、今回の崩落の原因を現地調査を行った報告をいただいている中で、斜面にも地表面に設置されたドレン管、いわゆる排水管は設置はされておりました。ところが、先ほど申し上げたように、大雨によって処理しきれない水が斜面に浸透してしまったことが原因で、斜面の中の土の抵抗力が減少して崩落してしまったと報告を受けています。 74 ◯市川委員 ありがとうございました。  そうしますと、今後、こういった大雨等があったときには、やはり斜面のドレン管をもう少し大きいもの、太いものを設置する必要があるんじゃないかと感じました。今後、復旧事業にかかっていくわけですけれども、復旧事業を進める上で今後の対応はどのようにしていこうとしているのか、そこをお伺いしたいと思います。 75 ◯竹下日本平動物園長 今後の対策ということかと思うのですけれども、先ほど申し上げましたとおり、調査結果を基に、コンクリートの吹きつけを行って、ただ崩落箇所によって様々な状況がありますので、それに合わせた形での施工を行いまして、いわゆる表流水──表面を流れる水です、それを事前に受け止めるような形で排水溝を上部、あるいは中腹、下部等々に設置をすることで、排水設備の能力を高めるような形で施工を進める予定でおります。 76 ◯平井委員長 それでは、ほかにないようですので質疑を終了いたします。  次に、要望・意見、討論に移ります。  要望・意見、討論がありましたらお願いします。 77 ◯畑田委員 自民党を代表して述べさせていただきます。  議案第158号令和4年度静岡市一般会計補正予算(第6号)中所管分外5件につきまして賛成をいたします。  意見・要望です。  産業政策課の移住・就業事業費助成につきましては、中小企業等における人手不足の解消、ひいては地域経済の活性化につながるだけではなくて、市内への移住及び定住の促進、本市の人口活力の向上にも寄与する事業であることから、今後も市としてもしっかりと予算確保をしていただいて、引き続き力を入れて局間連携で積極的に取り組んでいただくよう要望します。  それから、産業政策課の被災中小企業等復旧・再建支援事業費助成につきましては、被災した中小企業等は本当に本市にとりまして事業復旧、それから再建に本事業は不可欠であると思っております。被災した中小企業に行き渡るようにしっかりと周知をしていただくよう要望するとともに、今後、予算が不足した場合は追加の予算も措置するよう、ぜひ取り計らっていただきたいと要望いたします。  それから、山間地振興施設災害復旧事業につきまして、水見色ほたるの里公園遊歩道は、地域でも取り組んでおられるトレイルランニングなど、利用者が望んでいると思っております。早期完了を要望いたします。  続きまして、平井委員長の地元でもあります日本平動物園につきまして、質問も出ておりましたけれども、ローラースライダーの復旧につきましては、これまで日本一の長さだったわけですけれども、今後、復旧作業をする中で、安全の確保はもちろんのこと、魅力度をアップさせるような方策もしっかりと検討していただきたいと思っております。  それから、最後に全般に関することですけれども、災害復旧事業、今回たくさん挙げられておりますが、災害における河川や農地の復旧事業につきましては、予算を確保していただいておりますけれども、河川から流れ込んだ土砂や流木によって多大な影響を受けている漁業についても、現場の状況を把握して、国、県と連携をしながら復旧に当たっていただきたいと強く要望するところであります。 78 ◯児嶋委員 志政会の児嶋です。志政会といたしまして、今回の議案について全て賛成とさせていただきます。  要望・意見につきましては、まず、民間文化財施設災害復旧費助成の件につきましては、土砂に関して説明、質問させていただきましたが、やはり近隣住民の方は、土砂が置かれたりとかやっぱり不安を感じる方もいらっしゃると思いますので、安全面に十分考慮したような対応をすることと、情報発信もしっかりと説明をしていただきたいなと思っております。  それから、芹沢けい介美術館災害復旧事業については、今回、壁面をしっかりと対応いただくという形なんですけれども、今後の点検等も計画的にしっかりとやってもらって、同じような災害が起きないような形でお願いしたいと思います。  それから、西ケ谷の野球場については、答弁の中でも部分供用可能だという話がありました。放送設備は多分半導体がないかなと思うのですけれども、放送設備がなくてもグラウンドは使えるかと思うので、そういう要件をしっかりと周知してもらっておいて、早めにグラウンドが使えるようにお願いしたいなと思います。  それから、安倍川のスポーツ広場についても、優先順位をつけてというお話がありましたけれども、やはり市民のニーズをしっかりと聞いて、確認してもらった上で、使いたいところから早く復旧するような形でお願いしたいなと思います。  それから、日本平動物園の復旧についても、先ほど畑田委員からもありましたが、安全第一で、10月とありましたけれども、なるべく早く、また魅力的な動物園にしていただくためにも復旧をお願いしたいと思います。  それから、移住・就業事業費助成につきましては、テレワークの方が非常に多いというように感じましたが、今回、コロナ禍から少しアフターコロナになってくると、そういうところも減ってくるかなとは思うのですけれども、東京事務所とも連携しながら、本市と関わりを持つ方をもっと増やして、こんな形で進めていただきたいなと思います。  それから、最後に、被災中小企業等復旧・再建支援事業費助成につきましては、県と市とはそれぞれの申請が必要だという話の中で、なるべく申請者に負担がかからないような形でサポートも含めてしっかりとした申請ができるような形でお願いしたいというのと、あとは、事業者の周知も各方面のルートを使って周知をしていただくということですけれども、取りこぼしがないように、申請漏れがないように、引き続きお願いしたいと思います。 79 ◯栗田委員 創生静岡は、この6件の議案全て賛成いたします。  私たちもコロナに続いて台風15号という大きな災害を受けまして、商工業者とか観光業者、それから農業従事者あるいは運輸関係、いろんな業界の人たちの苦労というのは非常に大きいと思っております。そういった中で静岡市ができることを早急に、あるいは的確に進めてほしいということを言っておきます。 80 ◯大石委員 公明党です。全ての議案に賛成です。  それで意見・要望ですが、観光交流文化局には、スポーツ広場、健康増進や健康の管理、それから、コミュニケーションの向上とかで皆さん様々に、今、利用されていますので、早期の復旧を望みます。  それから、日本平動物園にあっては、動物や植物と触れ合うとともに、遊具の安全性というものがやっぱり大事だと思いますので、安全・安心を第一に復旧をお願いいたします。  それから、歴史文化の施設関係ですが、遺跡それからいろんなものに関して、保存と管理というのはすごく地味だと思いますが、大切な事業でありますので、不安なところのいろんな課題をちょっと深掘りをしていただいて、この際、改修に向けて対策を取っていただきたいと思います。  それから、経済局にあっては、追加議案の被災した中小企業等の支援は本当にありがたいと思います。早い対応をお願いします。  それから、農道と林道関係。私も中山間地に行ったときに、1人の職員の方が陥没をしてしまったところの林道を心配そうに見ていらっしゃって、これは時間かかるよと私も説明を受けましたが、すごく大事な事業ですので、安全第一でスピーディーにお願いをしたいと思います。  それから、農業支援ですが、議案とはちょっとあれですが、その農業保険というのをやっぱりこの想定外のところで、従事者の方々もしっかり加入、それから、その制度自体もやはり高めていくということもあって、行政も含めて所管課として組合や個人の方にも意見聴取をしていただいて、そういうところをつくってさらに言っていただきたいと思います。  それから、両局ともにですが、原油価格・物価高騰等の影響は仕方がないと理解をしていますので、ここに関してはどうぞよろしくお願いします。 81 ◯市川委員 共産党です。委員会付託の6件の議案については賛成をいたします。  意見・要望ですけれども、災害復旧の全体を見ても、例えば、動物園あるいは西ケ谷運動場も電気設備等の被害がかなりあるんです。こうした施設が多いのですけれども、電気設備は高所に設置するということが今までの教訓でもありますし、知見でもあります。今後の事業計画ではこうしたものをやはり高いところに動かすとかということで修繕もやっていただきたいし、今後の計画にも生かしていただきたいと思います。  それから、先ほども触れたのですけれども、農地災害復旧事業で、農家の負担が相当になるということがございました。説明でよく分かったのですけれども、これまで地味に生きてきたというか、生活してきた農家の方がここに来ていきなり大変な負担を強いられたということについてはとても耐えられる問題じゃないのじゃないかなと感じております。ぜひこうした農家負担を少しでも軽減できるように、市としても助成の幅等についても、あるいはその事業計画についても、支援事業についても、ぜひ検討をお願いしたいと思います。  さらに、先ほども申しましたが、対象にならない、例えば、被害額40万円以上とか被災後1か月以内での申請でないと対象にならなかったとかということもございましたが、こうした条件になかなか当てはまらない方も多いかと思います。こうしたところについても、やはり柔軟な対応が必要ではないかと思います。  静岡市、山を抱えて、今、観光に大変いい時期でもあるのですけれども、こうしたところへ多くの方が足を運ぶためにも、農家あるいはワサビ田の経営者等が元気にならないと、そういうところの活性化も望めないことになりますので、ぜひこういうところに力を注いでいただきたい。部局を超えた支援をぜひお願いしたいと思います。 82 ◯平井委員長 ほかにないようですので要望・意見、討論を終了し、採決を行います。  特に反対の討論はありませんでしたので、全議案を一括して簡易採決にてお諮りします。  議案第158号中所管分、議案第160号及び議案第162号、議案第174号中所管分、議案第177号及び議案第180号は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 83 ◯平井委員長 御異議なしと認め、議案第158号中所管分外5件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で、議案審査を終了いたします。  それでは、当局の方は退席していただいて結構です。             〔当局退席〕      ────────────────────────────── 84 ◯平井委員長 それでは、最後に、その他としまして、委員会の管外視察についてであります。  日程案につきましては、事前に調整させていただき、1月10日火曜日から12日木曜日までの2泊3日とさせていただきました。  視察先、調査項目及び委員会条例に規定する手続等につきましては、委員長に御一任いただけますでしょうか。             〔「異議なし」〕 85 ◯平井委員長 ありがとうございます。  それでは、そのようにさせていただきます。  詳細につきましては、決定次第、改めて委員の皆さんにお知らせいたします。      ────────────────────────────── 86 ◯平井委員長 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  これをもちまして、観光文化経済委員会を散会いたします。                 午前11時55分散会      ────────────────────────────── 観光文化経済委員長  平井 正樹 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...